創造性と多様性

Published 21 May 2013 in:

Photo: Catarina Axelsson/MFA

先日、大使館でスウェーデン社会研究所の面白いセミナーがありました。「スウェーデン人と日本人の創造性について」というタイトルでしたが、東海大学名誉教授川崎一彦氏とイケアジャパン人事本部長泉川鈴香氏と一緒にスウェーデン人と日本人がどういうふうに違っているか、どういうふうに似ているか、面白い議論をしました。違った歴史と経験がありますから、当然違っているところがかなりあります。しかしわれわれはみな人間だからもちろん創造性のある人とない人が両社会にあります。そして、必要に迫られて創造性が生み出されると思います。社会と社会を一般的に比べるとやはりスウェーデンではユニークな発明が多いかもしれないが、必要性も違っていた。たとえば、ジッパーはあるスウェーデン人の発明ですが、昔の日本社会ではジッパーを発明する必要はないのではないでしょうか。プロペラもそうですが、江戸時代にプロペラがあっても当時の船に必要はなかったと思います。

いろんな国際調査によるとスウェーデンは確かに創造性を持っている国の中のトップです。発明も多いのです。その理由は必要性と多様性にあると思います。スウェーデンという社会は昔から他の国と密接にかかわったのです。それから移民も昔からかなり多かったと思います。多様性は国の力となったのです。民主主義もはやく発達し、社会の多元的なアスペクトも創造性の元になりました。